昭和63年に起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」で逮捕された、当時少年だった4人のうちの1人が、知り合いの男性を監禁して殴るけるの暴行を加えたとして、警視庁竹の塚署に逮捕監禁致傷の疑いで逮捕された。
逮捕されたのは埼玉県八潮市、コンピューター会社アルバイト、神作譲(かみさくじょう)容疑者(33)。
神作譲容疑者は、平成16年5月19日、知り合いの男性に因縁をつけ、顔や足に殴るけるなどの暴行を加えたうえ、金属バットで脅迫。車のトランクに押し込み、約40分車を走らせた後、埼玉県三郷市内のスナックで「おれの女を知っているだろう。どこへやった」などとして約4時間監禁し、殴るけるの暴行を加え、男性に全治10日のけがを負わせた疑い。
神作譲容疑者は容疑を認めており、調べに対し「ちょっとやりすぎた」と話している。
神作譲容疑者は、女子高生コンクリ殺人事件では、サブリーダー格として犯行に加わり、懲役5−10年の不定期刑が確定、服役した後、平成11年8月3日に出所していた。(2004.7.4)
今回の事件を知り、女子高生コンクリ殺人事件の被害者の方のご冥福をお祈りしたく江東区若洲の現場を訪問しました。
その時の様子や事件に関して収集した情報や感想等を今後公開させていただきます。(2004.7.7)
神作譲被告控訴を取り下げ、懲役4年の実刑が確定 (2005.5.13)
東京地裁で懲役4年の実刑判決が下り、判決を不服とし東京高裁に控訴していた神作 譲被告が控訴を取り下げた。
これにより、懲役4年の実刑判決が確定となった。
逮捕から判決確定まで拘置所等で過ごした未決勾留日数なども勘案すると、神作受刑者は早ければ2008年後半にも出所する可能性がある。
また89年のコンクリート事件で懲役20年の判決を受け、現在服役中の主犯格のA受刑者もあと数年で出所するとみられ、凶悪犯人が次々と社会に戻る不安が大きい。